花粉症の抑制作用

ラクトフェリンの効果のひとつに、アレルギー症状の緩和が挙げられます。そのなかでも発症数が多く春になると毎年不快な症状が出て、どうにかできないかと悩まれているものに花粉症があります。国民の16%ほどの人が発症しているともいわれ、まさに国民病ともいうことができます。花粉症の予防にラクトフェリンを使うと、酸化ストレスを緩和すると考えられえています。さらにラクトフェリンはアレルギー薬のような眠くなるといった副作用がないため、幅広い職業の方にも適用できるといえます。車や電車・航空機などに乗る職業の方にとっては、花粉症の薬による眠気は重大です。ラクトフェリンはヒスタミンとトリプターゼ遊離を阻害する作用が確認されており、花粉症をはじめとするアレルギー疾患にも使うことができます。

花粉症とマスト細胞

アレルギー疾患に大きく関わっているのがマスト細胞です。ほとんどの臓器に存在しており、とくに多いのが粘膜部分です。外界からの刺激に対する防御システムを持つ一方で、ヒスタミンを発生させアレルギー症状を起こすもとにもなります。ラクトフェリンを服用すると大腸のマスト細胞を刺激しておこるヒスタミン放出を阻害します。それに伴いアレルギー発症となる炎症を抑制し、症状を緩和させることができると考えられています。ラクトフェリンは炎症そのものを押さえるため、花粉症の鼻水・鼻詰まり・目の痒みなどの症状の緩和に使うことができます。アレルギーの原因となるヒスタミンは炎症作用を起こす物質で、この物質の放出を抑えることができれば花粉症の症状が緩和できると考えられます。

ストレスとアレルギー

花粉症のようなアレルギー疾患の原因のひとつとして考えられているものに、ストレスがあります。ラクトフェリンにはストレスを緩和させる作用があるといわれており、脳の影響を取り除いてアレルギー疾患を緩和させるためにも使うことができます。喘息のようなアレルギー疾患では、病院により心理状態を調査することもあります。とくに小児喘息の場合は心理との関連性が指摘されており、不安感や抑うつ傾向を伴うといわれています。心の不調を伴うアレルギー症状は治療が難しいのが特徴的ですが、母乳に含まれるラクトフェリンには、赤ちゃんの精神安定にも良いことがわかっています。花粉症をはじめ、喘息やアトピー性皮膚炎など、治療が難しい疾患の緩和にもラクトフェリンの抗ストレス作用が役立つでしょう。