アンチエイジング作用

老化の原因のひとつは、体の中で発生する活性酸素であることがわかっています。活性酸素自体は生命活動に必要なもので多少は必要で、病原菌が体内に侵入してきた場合に攻撃する役割を持っています。しかしこの物質が増えすぎると健康な細胞までダメージを与えてしまいます。もともと体内には活性酸素を除去する抗酸化作用が備わっていますが、これをしのぐほどの量の活性酸素が発生すると、肌や内臓などもダメージを受けることになります。ラクトフェリンには炎症を取り除く作用があることから、活性酸素を減らしアンチエイジングにも役立てられると考えられています。ラクトフェリン入りスキンケア商品も販売されており、飲むだけでなく肌から吸収させても若々しく保つために役立ちます。

菌とアンチエイジングの関係性

人が老化する原因のひとつに、体内に侵入してくる菌にあると考えられえています。無菌マウスと通常飼育下のマウスでは、前者のほうが慢性病が見られず1.3倍もの寿命が確認されました。無菌で育てたマウスでは老化が見られなかったのです。この2種類のマウスの違いは、体内が菌に感染しているか、していないかの違いだけです。体内に微生物やウイルスが感染すると、それにより炎症や酸化ストレスが発生し慢性病にかかると考えられます。人は無菌にすることはできませんから、できるだけ感染しないための措置として、ラクトフェリンが有効だと考えられます。ラクトフェリンは鉄と結びつくことで、菌やウイルスが生育する環境を奪い、無菌状態に近づけることでアンチエイジングにも役立つと考えられています。

視力が良くなる効果

ラクトフェリンを飲んだ方のなかには、思わぬ良い作用として視力アップの効果を感じる方がいます。老化にともない眼病が増えてきますが、ラクトフェリンには高齢者に増える眼の病気も改善することがわかっています。東京医科歯科大歯学部病理での研究では、ラットにラクトフェリン入り飼料を4週間与えたところ、涙腺を若返らせることが確認されました。さらにシェーグレン症候群で眼の乾燥が見られる患者に対し、臨床試験を行ったデータでは、ラクトフェリンを投与した人に症状の緩和が見られました。視力の低下や眼の病気は老化現象のひとつでもあるため、ラクトフェリンを服用し予防すれば眼のアンチエイジングも叶うといえるのです。